派遣会社に登録しただけで紹介予定派遣の仕事がもらえるわけではありません。企業による選考が行われるのでどうすれば書類選考に通るかなどを考えたうえで提出書類を作成する必要があります。きちんと対策を練れば、紹介予定派遣で働ける可能性は高まります。ここでは、紹介予定派遣の仕事に応募する際の提出書類を作成するコツを紹介していきます。
通常の派遣と異なり、紹介予定派遣では面接時に履歴書が必要です。将来的に正社員として雇用する可能性があるので、企業側としてはきちんと選考したうえで採用を決めなければなりません。履歴書は作成した人間の性格などが現れます。誤字脱字や記入漏れなどがあると、いい加減な人間だと判断されるかもしれません。履歴書を作成した後は必ず内容を確認して、間違いがあれば修正してください。また、余白が多い履歴書はいい印象を与えませんので、すべての項目にバランスよく記入されているかを確認しましょう。
職務経歴書も必要です。派遣会社に登録する際に提出するような簡単なものではなく、転職活動をしているという意識で作成しましょう。職歴が多い人は職種別に記入するとちゃんと整理されている印象を与えることができます。介護職なら、介護業界と関連する仕事を優先して記入してください。短期間の職歴が重なる場合は、まとめて記入するとすっきりします。
履歴書作成の際に最も意識すべきなのは、志望動機や自己PRです。特に、紹介予定派遣で働いて直接雇用を目指す理由を示さなければなりません。具体的に紹介予定派遣を希望する動機を記入してください。これが採用担当者に伝わらなければ不採用となる確率が高くなります。志望動機に説得力を持たせるために、業界や企業について事前に研究しておきましょう。自己PRについては、これまでの経験を活かしてどのように貢献できるのかを具体的にアピールするように心がけてください。抽象的ではなく、「具体的に伝える」ことがポイントです。
ここまで提出書類作成時のコツを紹介しましたが、あくまで書類は選考材料のひとつなので、これだけで採用が決まるわけではありません。むしろ、書類だけで十分にアピールするのは難しいです。書類選考に通った後は面接が行われますので、そこでさらなるアピールが必要です。履歴書や職務経歴書に書かれている内容と面接で話す内容にズレがあると悪い印象を与えるので、作成した書類の内容を覚えておく必要があります。コピーをとり、いつでも見直せるようにしておきましょう。